2015年9月2日水曜日

新しい経済学

経済学は、MBAの1年目にManagerial Economicsという科目でいわゆるミクロ経済を履修しました。

内容は、非常にBasicなもので下記あたりです。
・Sales, Cost & Profit
・Supply & Demand
・Consumer Benefit & Supplier Benefit
・Monopoly, Oligopoly and Perfect Competition
他にも重要項目あったんでしょうが忘れました。

Managerial Economics以降は様々な授業でEconomicsの要素が出てきますが(当たり前ですが)どちらかというとManagerial Economics自体も古典の要素が強く、Economicsの分野では近年新しく確立されてきているExperimental EconomicsやBehavioral Economicsの重要性が増してきています。Behavioral Economicsが何かというのは"行動経済学"あたりでググッてもらうとして。

端的に言うと、Economicsという学問が、人の経済活動の意思決定に関する学問だとすると(もちろん他の側面もありますが)、既存のEconomicsは「人の意思決定は経済合理性に基づいている」、という前提をベースに組み立てられた理論群ですが、「そうじゃないでしょ」と、いやもちろん一部のスーパー合理的な人はそうなのかもしれないけど、人の意思決定って合理非合理、他にもいろんなことが影響するよね、と、それを解き明かそうという学問がBehavioral Economicsです。

需給曲線で価格が一意に決まるって いつの時代やねん?ということだし
安けりゃ買うってそんな画一的なアホな理論使えへんっちゅうねん ということですね。

MBA2年目では、Marketingの応用科目という位置付けでPricingやConsumer Bahaviorといった科目を履修しましたが、いずれも消費者行動や消費者活動の分析や考察を踏まえてのMarketingや価格決定という科目で、Behavioral Economics的な要素が盛りだくさんでした。

私の出身校、Radyは、Uri Gneezyというイスラエル出身のBehavioral Economicsの分野で著名な教授がおり、Business Schoolの応用科目にもその色が出ていました。

このブログは自分自身の記録用なので経済学関連で読んだ本を列挙しておきます。
実は読んだ本というかそれぞれ半分くらい読んで止まっているというのが際なのですが、時間を作って読みきっていこうと思います。
  1. ヤバい経済学 
  2. 超ヤバい経済学 
  3. 0ベース思考 
  4. その問題、経済学で解決できます 
  5. Thinking fast and slow 
  6. The new geography of Jobs 
  7. 予想通りに不合理 
  8. 行動経済学(理論) 
  9. ビジネスで一番大切なこと
  10. 日経ビジネス 新しい経済学の教科書
1,2,3 はいずれも数年前話題になった本の著者、スティーブン・レヴィット教授の著作で世の中のタブーとされている事柄の経済学的動機や考察をデータで明らかにしようという実験経済的な試みの結果がおもしろおかしく描かれています。

4は、上でも少し触れましたがUCSD Rady Business SchoolのUri Gneezy Prof.の著作。

5はこの分野の権威、、、といってもまだ誕生して間もない分野なのですが、、、権威というかこっちが第一人者かな?ノーベルプライザーのダニエルカーネマン教授の本、この分野では一番有名な本みたいです。

6はバークレーの経済学者で労働経済や都市経済などを専門としている(って初めて知ったけど)Enrico Moretti教授の本。邦訳版のタイトルが"「年収」は住むところで決まる"とお下劣になっております。

7はOriginal版は、Predictably Irrational というタイトルでとても有名で、ダン・アリエリーというTED Talkでも有名な経済学者の本
TEDはこちら
http://www.ted.com/talks/dan_ariely_asks_are_we_in_control_of_our_own_decisions?language=ja

ダニエル・カーネマンはイスラエル系アメリカ人でUri Gneezyとダン・アリエリーはイスラエル人ということでユダヤな方々の洞察力というか頭の良さというか(語彙が乏しくて表現できませんが)、すごいんですね、ユダヤの人って。(うわ、ばかっぽい)

8は日本人行動経済学者の本ですね。とりなく理論をつらつらと説明しているので理論をざっと理解するには、良いです。

9は、行動経済学というよりマーケティングや戦略的な視点の本なのですが、行動経済の重要な観点の一つConsumer Behaviorがあり、その観点で見ると行動経済の本にも読めると感じたので(例えば差別化が過ぎると同質化になるという考え方等)挙げておきます。

この分野はとても興味深いですね。物理学が宇宙の法則をひもといたり自然の原理原則を導きだすのだとすると、Behavioral Economicsは人間の経済活動をひもとくというか、経済心理学というか、とここまで書いて思い出したのが昔学生時代に読んだような気がする経済物理学のことを思い出しました。要はそういう意味でとても興味深いので今後もチェックしていきたいと思っています。ということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿